鹿屋体育大学 自転車競技部の黒川剛監督から学ぶ!強い人づくり

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(photo by Mikelo on GATAG)

今日は、お気に入りの自転車がパンクしてしまったので、修理に行ってきました。

私は、自転車に関することは、いつもyaabooの早瀬康博さんにお願いしています。

自転車を愛していることが、彼の一挙一動から感じられ、彼のような愛をもって仕事をしている方から買物をしたいと思うからです。

そんな早瀬さんと話をしていて、「強いチームづくりや人づくりは、スポーツでもビジネスでも一緒だよね」と盛り上がりました。

そして、自転車業界ではとっても有名な鹿屋体育大学 自転車競技部の監督、黒川剛さんのお話を聴きました。

次々に国内外で活躍する、強い選手を育成し、なんとこれまでに30名を越える日本代表選手を輩出しているそうです。

なぜ、黒川先生が強い選手づくりができているのかを知りたくて、少し調べてみたので、纏めてみます。

鹿屋体育大学 自転車競技部の黒川剛監督から学ぶ!強い人づくり

①視座を高く。目指すところは世界!

ロンドンオリンピックをはじめ、国内トップレベルの実力を持つチームを率いる黒川監督。

最初は、ご自身が自転車が趣味で、鹿屋体育大学に進学しても部活をしていない生徒を集めてスタートしたことがきっかけだったそうです。

しかし、創部当初から理念や活動方針を創り、その想いを大事に活動し続けています。

創部当初『創部の基本理念』として掲げた「日本の自転車競技をメジャーにするために、創造し私欲を捨てて社会貢献できる本物の人材育成。」と、『3つの活動指針』である「真剣に」「楽しく」「社会と共に」は、今日まで変わることなく代々の部員たちによって引き継がれてきました。(NIFS in KANOYA HPより)

また、世界に挑戦するという想いは、ウェアの色にも込められています。

鮮やかな青色と黄色の自転車競技部のウェアは、青色が大学のカラー。

そして、黄色は、自転車ロードレースツール・ド・フランスにおいて、個人総合成績1位の選手に与えられる黄色のリーダージャージ「マイヨ・ジョーヌ (maillot jaune)」のカラーです。

どこにゴールを置くのかで、まったく練習内容も結果も異なります。

視座を高く。可能性に制限をかけずに、育てます。

②おもいきり挑戦できる環境境づくり

実は、もう一つ、鹿屋体育大学 自転車競技部のユニフォームには、他大学チームと異なるところがあります。

それは、企業広告がたくさんついていること。

世界を目指して活動し、選手のレベルがあがると、活動範囲も広がり使用機材の費用もかかります。

お金のかかる競技でもある自転車競技を、学生であってもプロチームに負けないようにと、必要な費用を捻出することを考えた結果、黒川先生は協賛を入れるというアイディアを形にしました。

15年以上も前、すべての大学のスポーツ競技の中でも第一号となるものです。

大手の自転車メーカーをはじめ、地元の企業スポンサーもたくさん並び、応援を背に練習し、試合に望みます。

他にも、科学的トレーニングなどを取り入るなど、選手たちがおもいきりチャレンジする環境を作るために尽力する。

これも、リーダーの大きな役目です。

③和気藹々と楽しい雰囲気づくり

競技自体が厳しいから、日常はわきあいあいと楽しく活動している鹿屋体育大学 自転車競技部。

体育会系にありがちな上下関係はなく、部長が女性の代もあります。

先日、「青山学院大学 原晋監督に学ぶチームビルディング(前編)」でご紹介した原監督も、明るく楽しい雰囲気づくりをされていました。

厳しく萎縮させる指導方法は、もう通用しなくなってきているのだと感じます。

楽しいからこそ続けられ、楽しむからこそ厳しい練習も乗り越えられるのです。

リーダーが率先して、チームの雰囲気づくりを行っていきましょう。

ビジネスの世界にも応用できるヒントがたくさんありました。

わたしも、もっともっとチームのメンバーがおもいっきりチャレンジできる環境づくりを行っていきます。

◆参考元
NIFS in KANOYA HP
サイクルスタイル/ 強い選手を次々に育てる鹿屋体育大学自転車競技部、黒川剛監督…「社会に貢献できる人材を作る」
MBC南日本放送 / GOOD NEIGHBORS RADIO「黒川 剛(鹿屋体育大学 自転車競技部監督) PART1 1月11日」

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