青山学院大学 原晋監督に学ぶチームビルディング(後編)
先日、「青山学院大学 原晋監督に学ぶチームビルディング(前編)」と題して、ポイントを2つお伝えいたしました。
本日は、その後編です。
原監督が、ビジネスマン時代のご自身の成功体験から生まれた、チームビルディングの智慧です。
青学 原監督に学ぶチームビルディングの3つのポイント
③目標の共有、達成を祝い合う
大きな目標でも、小さな一歩の積み重ねで達成できます。
「できそうかも」というくらいの目標設定をして、乗り越えることで、「できる!」という自信や達成感を味わいながら、自分を信頼できる力をつけていきます。
原監督自身が、営業マン時代に大きな成果をあげていたのは、大きな目標を、毎月、毎週の小さな目標にして、それを一つひとつ乗り越えたことにありました。
選手にも目標管理シートをつくり、毎月、自分自身で目標設定をして、それをどのようにしたら達成できるのか、具体的なアクションプランまで作成することを習慣化させました。
翌月、達成できたかどうかを振り返り、また翌月の目標設定をします。
人がたてた目標ではなく、自分自身でたてた目標だから、俄然、やる気もおきます。
選手の一人が、この毎月の目標ミーティングを、「ビックイベントです」と語る姿が印象的でした。
定例になっても、マンネリ化することなく緊張感をもって続けることができるのは、チームのメンバーの前で宣言し、コミットするからだと感じました。
仲間の目標も共有し、そして、達成したら祝い合うのです。
原監督は、「選手がミスを犯すことは許すが、それを隠すなど人を裏切るような行為は認めない」と話していました。
「指導の信念は、人間として、男として自立させること」 / 原晋監督
チームづくりは、人づくりだと改めて感じました。
私も引き続き、魅力的な人づくりをがんばっていきます。
◆参考元
東洋経済ONLNE 青学・原監督に学ぶ「10年で超一流になる法」 / 徳谷 智史(著)
東洋経済ONLNE 箱根を制した青山学院・原監督の「仕事語録」 / 酒井 政人(著)