気持ちよく引き受けてもらうには?頼み上手になるための3つのコツ
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本日は、月末に実施するチームビルディング研修の中で使用する、竹の準備をしました。
約2mの竹を50本準備するため、朝から竹の伐採に行ってきました。
とはいえ、たった一人では到底、こなせることではありません。
父や近所の方に手伝ってもらい、一日がかりで準備をすることができました。
竹の伐採をしてイメージする長さにあわせていき、より強度をあげるために、一本一本火であぶって油を抜いていく作業をしました。
貴重な休日を返上してサポートしてくれた父や、快くお手伝いしてくださった方々に、心から感謝の気持ちが湧き上がってきました。
そして、こんなにも面倒な作業なのに、なぜか楽しそうに行ってくださる姿を見て、「人は頼りにされるって嬉しいんだな」と感じました。
これまで私は、誰かに頼むということがとても苦手でした。(特に、父に対しては)
相手に悪いなと遠慮して、困っていることも見せずに、自分一人でなんとか解決しようとしてきました。
そして、自分では解決できなくなるくらい切羽詰ってから相談するという、一番やっかいなパターンだったように思います。
そもそも「頼る」ということは?
自分が頼られる立場に立ったときを思い返すと、やっぱり、私を必要としてくれていることを嬉しく思います。
頼る=「相手を信頼している、必要としている」ということです。
「頼ることが苦手」、「自分でやったほうが早い」という声も多く聞きますし、実際に私自身がそうだったので、気持ちもよく分かるのですが、困ったときには助けて!と素直に声をあげるほうが、実は、お互いにとって喜びが生まれることも多いのです。
気持ちよく引き受けてもらうには?頼み上手になるための3つのコツ
①自分一人の力でできることの小ささを知る
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私たちは、無限の可能性を秘めた存在であると同時に、一人でできることには限りがあります。
自分の得意なこと、苦手なこと、できること、できないこと、やりたいこと、やりたくないこと。
それらをちゃんと、知っておくこと。
自分一人でやれることの小ささを知り、仲間と一緒にやることで生み出す大きな価値を知ると、苦手なことに時間を費やすより、得意なこと、やりたいことで貢献しようと思います。
一人で解決しようとしていたときの私は、自分自身を過信し、周りの人の力を信頼していなかった気がします。
②日頃から信頼関係を築く
「この人の頼みだったらなんとかしたい!」
そう思う相手が、あなたにもいませんか?
疎遠な人より、大好きな人、いつも助けてくれている人のことは、どんなことでも力になりたいと思います。
頼み事をするときだけ連絡をするのではなく、日常から関係性を良くするためにコミュニケーションをとり、信頼関係を構築する必要があります。
また、自分のできることで相手が喜ぶことは、率先してやり、「お互いさまだよ」と言える関係を築くことが大事だと感じます。
ここに関しては、昔のご近所付き合いにヒントがあると感じます。
・小さな頼みごと、頼まれごとをする。
・頼んだことをしていただいたら、「あなたのおかげで助かりました」「ありがとう」と感謝を伝える
・やってもらうことが当たり前だと思わない
・助け合うことで社会が成り立っていることを知る
・ゆるい繋がりを持つ
・お世話になったことを忘れない
信頼は、お金には変えられない見えない資産です。
③頼み上手は「伝え上手」
周りの頼み上手な人を見ていて感じることは、伝え上手だということです。
まず、どんなことが起きていて(事象)、何をたのみたいと思っているのか(依頼内容)をシンプルに伝えます。
回りくどい表現をして、相手に察してもらおうとするのではなく、はっきりと自分の願いを伝えたほうが、相手にも伝わります。
また、相談ベースではじめるので、「一緒に問題解決をする仲間」として、気づいたら一緒に走っていることが多いです。
相手の力が必要であることを伝えると同時に、相手にも事情があるかもしれないことを考慮し、一方的に押し付けないということが大事です。
そして、引き受けていただいたときには、心からの感謝を伝えましょう。
いかがだったでしょうか?
頼むことが苦手な方は、小さなお願いごとから試してみてくださいね。
わたしもチームの仲間から頼られる存在でありたいし、互いの強みを活かし合う関係性づくりをしていきます。