チーム作りは雰囲気作りから
雰囲気。直接、目に見えるものではないけれども、私たちは敏感に受け取り、そして、その空気感に影響されやすいものです。
なんだかあったかい雰囲気、安全な雰囲気、ギスギスした雰囲気。
部屋に入った瞬間に、(その場でどんなことが起きていたかを知らなかったとしても)なんとなく違和感を感じたら、ちょうど会議で対立が起きていた、なんてことはありませんか?
強いチームに共通して流れる3つの雰囲気
これまでたくさんの企業研修、チームビルディングを行ってきた中で、一瞬にして「ここのチームはうまくいってるだろうな」「あれ?今は停滞してるな」と分かるようになり、高い確率で当たるようになってきました。
それは、瞬間的に感じるチームの雰囲気が、チーム力と大きく関係しているからです。
私が、ここのチーム力は強いなと感じるときに流れる雰囲気には、共通していることがあります。
①明るい
▶︎元気で明るい。時には、笑いもあるほどユーモアに溢れていて、活気がある。
②あたたかい
▶︎失敗したときに、その人を責めるのではなく、「ナイスチャレンジ!」と次の対策、方向を考えることができる。(問題と人を分けて考えることができる)
③認めあう
▶多様性を認める。意見、考え方の違いを否定されず、違うからこそ面白いという空気感。
チームが停滞するときに流れる4毒素
反対に、チーム力が下がっているときには、なんだか冷たい雰囲気が蔓延します。
ワシントン大学の心理学者、ジョン・ゴットマン博士によると、次の4つのことが起きるとチームが停滞すると発表しています。
①非難
②侮辱
③防御・自己防衛
④無視・逃避
ゴットマン博士は、これらを「4毒素」と名付けるほど、チームのパフォーマンスを一気に下げてしまいます。
少し想像してみてください。この4つが起きている社内の雰囲気を。ぎすぎすしていて居心地が悪いですよね。4毒素がはびこるチームでは、身体的な影響も起きてきます。
雰囲気は自分から創れる!
チームづくりの大きな要素の一つである雰囲気ですが、これは、一人の変化だけでも大きく影響します。
たった一人、しかめっ面をしている人がいるだけで、その場はぎすぎすします。
たった一人、明るく笑う人がいるだけで、その場は明るくなります。
まるで、伝染するかのように伝わるのです。つまり、あなたがチームに欲しい雰囲気を意図的に創ることができるのです。
皆さまの会社では、どんな雰囲気を創りたいですか?
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