リーダーのための「本質を見抜く力」を鍛える6つの方法(後編)
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前回は、【リーダーのための「本質を見抜く力」を鍛える6つの方法(前編)】と題して、3つの方法をご紹介しました。
試してみたものは、ありますか?
ぜひ、読むだけで分かったつもりにならず、いいなと思ったものは試してみてくださいね。
それでは、後半もいってみましょう!
リーダーのための「本質を見抜く力」を鍛える5つの方法
④多面的に見る癖をつける
物事を、主観だけで捉えるのは、あまりにも危険です。
様々な視点から、多面的に見てみましょう。
私のお勧めする視点は、
・立場を変えて見てみる → もし、相手がいることであれば、相手の心情にたってみる
・俯瞰して見てみる → 「経営を俯瞰して見る3つのコツ」で纏めています
・時間軸を変えて見てみる → 歴史をさかのぼる、100年後の未来から見てみるなど、時間軸を大幅に変えてみます
・あえて、反対から見てみる → 正しいと思うものこそ、あえて、反対意見を出してみます
・「~べき」となっていないか確認する → ~べき論のときは、自分の思い込み、価値観が潜んでいます
物事を多面的に見る癖が、本質を見抜く力につながります。
⑤自分の頭で考え、自分の目で確かめる
簡単に手に入れた答えは、簡単に忘れます。
もがきながら、苦しみながら、自分の身体で学んだ知恵は、忘れることがありません。
安易に答えを求めることをせず、自分の頭で考え、自分なりの仮説を立ててみることから始めましょう。
すぐに答えが見つからないとき、人は、もやもやと居心地悪く感じます。
それでも、明確な答えを出すことを急ぎ、焦るのではなく、「答えを保留にする」という選択をしてみてください。
この、答えを保留にする時間が、あなたの考えを熟成させ、本質の答えと出逢います。
様々な人の意見を聴いたり、アドバイスを受けることがあってもいいのですが、最終的に、自分の目で確かめ、自分で決めることから逃げないことで、最後まで責任をとることができます。
⑤幅広い分野を学び続ける
学びには、専門領域を深めていく「縦」の学びと、専門領域以外に広げていく「横」の学びがあります。
実は、どちらも大事で、学問のジャンルにとらわれず、さまざまな知識を学ぶことが、視野の広がりに繋がります。
特に、歴史と宗教学は、本質を見抜く力に結びつきます。
たまには、普段、自分が選ばないようなジャンルの本を手に取ることから、はじめてみてください。
また、尊敬する人に、おすすめの本を聞いて、興味のないものでも読んでみることもおすすめです。
本質をつかむことができると、何に集中すべきかが見えてくるなと感じました。
私も鍛えていきます!
◆参考元
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 「天才じゃなくても「本質」は掴める
東洋経済ONLINE 「英語よりも、本質を見極める力を養え」
◆参考文献
本質を見抜く考え方 / 中西 輝政 (著)
本質をつかむ思考力 / 小宮 一慶 (著)