リーダーのための「本質を見抜く力」を鍛える6つの方法(前編)
(photo by Chris g Collison on GATAG)
先日、「星野リゾートと無印良品に共通する本質を捉える思考法」の記事を拝見し、本質を捉える大事さを改めて感じました。
こちらから、全文読めます。
→DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
「星野リゾートと無印良品に共通する本質を捉える思考法」ほんとうの「哲学」に基づく組織行動入門
私たちは、ついつい「どうしたらうまくいくか?」というノウハウに注目しがちで、そこを真似しようとしてしまいます。
しかし、本当に真似すべきところは、目に見えないもっと奥にある大事なものです。
それこそが「本質」であり、そこを見抜く力こそ、リーダーに大事な力だと感じました。
「本質が明晰になれば、その本質に照らして何が正解で何が不正解なのかも判断できるようになり、やるべきことは自ずと見えてくる。
まずは「本質」から問い直し、これだ!と誰もが膝を叩くようなキーポイントを明らかにすること。
その上で具体的な経営戦略、商品開発などを進めていくことで、成果をあげていくことができるのである。」(引用)天才じゃなくても「本質」は掴める
今日は、そんな本質を見抜く力を鍛える方法を纏めてみます。
リーダーのための「本質を見抜く力」を鍛える5つの方法
①疑問をもちながら過ごす
あなたは、飛び込んでくる情報や意見を、疑問を呈することなく、そのまま受けとっていませんか?
私たちが目にする情報は玉石混淆で、ましてや、誰かの意図が入った情報の表面だけ見て過ごしては、判断を誤りかねません。
まずは、素直にいったん受け止めながら、必ず、「本当かな?」「なんでなんだろう?」「なんのために?」と疑問をもってみます。
そして、その疑問を繰り返し、自問することで、本質が見えてきます。
②言葉の定義を明確にする
私たちは、普段、言葉を曖昧なまま使っていることがあります。
例えば、「あなたにとって、人生の成功とは何ですか?」と聞かれたら、あなたはどのように答えますか?
事業を成功させること?お金を稼ぐこと?自分の価値観に沿って、生きること?
様々な答えがあるでしょう。
そして、かえってきた言葉に対して、また、「あなたにとって、○○とは何ですか?」と聞いてみてください。
これを繰り返していくと、あなたにとって、本当の「人生の成功」の意味が見えてきます。
ここが明確になると、そのために何が必要か、何をすべきか、どんな手段があるのかが分かります。
漠然と描く、人生の成功に向かっていくのとでは大違いです。
※この「人生の成功」には、あなたが本質を見抜きたい言葉を入れてみてくださいね。
③図にしながら考えてみる
言葉だけでなく、図解化すると、より本質が見えてきます。
本質を掴む人のノートには、なにやら円形や矢印、マトリクスやマインドマップのようなものが描かれています。
つまり、抽象度を高めることで、本質が見えるのです。
図を描きながら、関連性に気づいたり、新しいアイディアが湧いてくることもあります。
ぜひ、ノートに図解しながら考えてみてください。
少し長くなったので、続きは明日。お楽しみに!
◆参考元
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 「星野リゾートと無印良品に共通する本質を捉える思考法」
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 「天才じゃなくても「本質」は掴める
◆参考文献
頭がよくなる図化思考法 / 齋藤 孝 (著)
本質を見抜く考え方 / 中西 輝政 (著)