関係を修復させたいときに必見!4毒素の対処法

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(photo by craig on GATAG)

前回は、ジョン・ゴッドマン博士の関係性を破綻させる「4つの毒素」をご紹介しました。

この4つが出てくると、あっという間にチームの雰囲気は悪くなり、ぎすぎすします。

とはいえ、対立をすることが悪いというわけではありません。

全てが自分の思い通りにいく組織ほど危険なことはありません。

うまく相手に想いを伝え、聴き、そして歩み寄る関係性を築くことが必要です。

4つの毒素のどれかを自分自身が使うときもあれば、チームのメンバーが使っていることもあります。

それを見て見ぬふりをすると、あっというまに関係性は悪くなるので、気づいたら対処していく必要性があります。

まずは、自分自身がいらいらしたときに、どのパターンにはまりやすいのかを知り、出やすいときにほんの少し対処法を試してみてくださいね。

関係を修復させるには?4毒素の対処法

①批判(Criticism)の対処法

・穏やかにきりだす

・相手の人格や能力ではなく、事実を伝えるようにする

・怒りがわいてきたら、まずは6秒間まってみる
(アンガーマネージメントでは、怒りのピークは最大でも6秒とされ、6秒間だけでも違うところへ意識を飛ばすことで、感情に任せて怒鳴り散らすことがなくなると言われています。)

②防御(自己防衛)(Defensiveness)の対処法

・まずは自分の非を素直に認めて、謝る
(実際に非がない場合は、「率直に言ってくれてありがとうございます」と感謝の意を伝えることからはじめます)

・解決策を提示する

③侮辱/見下し(Contempt)の対処法

・相手を尊重すること、尊敬を忘れないこと

・相手に対して感謝していることを思い出す

・自分自身にも非がないか、ふりかえってみる

④無視/逃避(Stonewalling)の対処法

・相手に聴いているよ、とリアクションをする

・今の気持ちを伝える

・時間をおいて、この日に話をしようと改めて日程を決める
(「今は、まだ気持ちの整理がついていないので、1週間後でもいいですか?」などと、いつだったら大丈夫なのかを伝えると、相手にも伝わりやすいです。)

あなたが本当に望む関係性は?

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(photo by jurvetson on GATAG)

そもそも私たちは、相手との関係性のなかで本当に望む姿があるはずです。

それは決して、罵ったり、互いを不快にしたいわけではないはずです。

相手と本当はどんな関係性を築きたいのか?

そのために、自分がどんなあり方で、態度で、言葉で関わると、それが実現できるのかを考えて、相手と向きあうようにしてみましょう。

いま、自分が本当にありたい姿じゃないな、と感じたら、いったん深呼吸をして冷静になってみる、まずは相手の話に耳を傾けるなど、悪い流れを止めることからはじめてみてください。

そして、どんなときにも、どんな相手にも、まずは「感謝」と「敬意」をもつこと。

そうすれば、4毒素が発動されることは、ぐっと低くなります。

◆参考元
The Gottman Institute HP
The Huffington Post Japan 「知らない間に嫌われてるかも!「人間関係を壊す人」の特徴」

◆参考文献
結婚生活を成功させる七つの原則 / ジョン・M. ゴットマン (著), ナン シルバー (著)
アンガー・マネジメント―アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及!イライラ、ムカムカを一瞬で変える技術 / 安藤 俊介 (著)

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