その怒りの正体とは?

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「怒る」と「叱る」は別物。これは、すでに皆さんもご存知のとおりです。自分の感情のままに爆発させることと、相手を思って伝えること。受け取る相手のインパクトはまったく違うものになります。

分かっていても、ついつい感情のままに怒ってしまうこと、人間だからありますよね。怒ってしまったあとに、「なんであんな言い方をしてしまったんだろう」と、自分を責めてしまうあなたに、今日は書こうと思います。

愛情があるから、怒りに変わる

まずは、「怒り」はけっして悪い感情ではない、ということをお伝えします。嬉しい!幸せ!という感情が「いい感情」で、悲しい、怒りなどは「悪い感情」と思いがちですが、そもそも感情にはいいも悪いもありません。感情は、自分の大事な価値観、想いを知るバロメーターです。

感情を無下に扱うと、だんだん自分の感情が分からなくなってきます。好き!や嬉しい!という感情も分かりづらくなると、人生において感動する瞬間が減ってしまいます。

「今、自分がどんなことを感じているか」という感情を知るということは、自分の人生を味わいつくして生きるコツでもあるのです。

また、「怒り」は「愛」と表裏一体のものです。私の友人で、カラーの専門家(オーラソーマ ティーチャー)がいるのですが、彼女が面白い話をしてくれました。

「赤色から連想することってなに?」
愛情、情熱、命、熱、勇気、危険、怒りなど。

私たちが色に対してもっているイメージがあるように、実は色にはそれぞれ意味があるそうです。そして、まさに愛も怒りも、同じ「赤色」なのです。
「愛している」からこそ「怒り」がうまれるのです。

怒りは二次感情。その奥にある本当の願い、想い、感情は?

「怒り」は、二次的感情といわれるものです。二次感情とは、「怒り」のまえに別の感情が先行しているものです。例えば、何度注意しても変わらない部下がいたとします。「何回言えば分かるの?!」と怒りを感じるのは、「何度言っても伝わらなくて残念(失望)」という感情があります。失望よりも先に感じるのは、「相手に伝わって欲しい」という願い(愛)です。

この怒りの奥にある本当の願い、想い、感情を知り、こちらのほうを伝えることができるようになると、相手にはもっと真意が伝わりやすくなります。

怒りを感じたら6秒数えてみる!

とはいえ、怒りを感じたら、すぐに身体が反応してしまうことがあります。
頭に血が上る、立腹する、目を吊り上げる、など、慣用句にも身体を使った表現がたくさんあることが、まさにそれを表しているなと感じます。
そんな身体の反応のままに、怒りを相手にぶつけてしまっても、お互いが傷つくだけで、なにも価値を生み出すことができません。

怒りは、6秒たつと静まると言われています。もし、あなたが怒りを感じたときには、6秒待ってみてください。
私が実際にやるのは、抑えきれない怒りを感じたら、6回ゆっくり大きな深呼吸をすること。息を吐くときに、身体の中のイライラも外に出すイメージで出し切ったら、新鮮な空気を思いっきり吸います。
これを実践するようになって、昔のようにイライラをすぐに言葉にして、誰かを傷つけることは少なくなってきました。

そうして一旦、冷静になったら、「わたしは、本当はなにを願っているから、この怒りが出てきているのだろうか?」と考えてみてください。
きっとあなたの中にある願いや大事にしたいことが隠れているはずです。

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