チームメンバーの強みを活かしてはたらく方法
苦手な数学の20点を平均点に上げるのと得意な90点の英語を磨いて突出したスキルに磨いていくのでは、後者がその人の才能に結びつきます。
幼い頃から私たちは(特に日本では)、できていない部分を平均点に上げていくという教育の中で育ってきたからか、ついついできていないことにフォーカスしてしまう人が多いようですが、才能を活かして仕事をするなら、自分の強みを磨いたほうが圧倒的に突出しやすいです。
みんな平均点をとるメンバーが集まるよりも、それぞれ違った一流のスキルをもったチームのほうがクオリティの高い結果がでます。
どうすると、それぞれの強みを活かしたチームを創ることができるのでしょうか?
自分の強みは当たり前過ぎて気づかないことがある
まずは、自分自身、そしてチームメンバーそれぞれの強みを知ることです。
ただ、自分の強みは、あまりにも当たり前に行うため、それを本人は強みと認識していないことが多いようです。意識しなくてできてしまうからです。
そこで、お奨めの本が、マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン著「さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう」です。(リーダーには、よりストレングス・ファインダーをもちいてリーダーシップを発揮するヒントが書かれている「ストレングス・リーダーシップ」をおすすめしています。)
この本では、シリアルナンバーがついていて、ストレングス・ファインダーというWebテストを受けることができます。自分の行動パターン、思考パターンを質問にそって答えていくと、5つの強みを知ることができます。私が研修を担当させていただく企業様や、エグゼクティブコーチングを受ける方には、このテストを受けていただいております。
34の資質の中で上位5つは、あなたがこれまで意識していた強みかもしれませんし、こんな一面があったんだと驚くかもしれません。ただ、面白いのは、チームで受けていただくと、大抵、他の人のテスト結果には「わかる、わかる!」と納得される方が多いです。
それほど、あなたが意識しようとしなかろうとにじみでてしまうのが「強み」なのです。
「強み」は磨いてこそ「才能」になる
そんな誰もがもっているそれぞれの強みですが、磨いてこそ豊かな才能になります。
自分の苦手なことを補って、自分以外の何者かになろうとするより、自分の強みをおもいきり磨いて才能にできたとき、この本のタイトルどおり「才能=じぶん」に目覚めることができるのです。
まずは、自分の強みを受け入れること。お互いの強みをみて、「やっぱりそうだよね!なぜなら、・・・・・・だから」という理由をお互いに伝え合ってみてください。お互いが、それぞれの強みを知ることはもちろん、自分自身の強みを誇りに思え、大事にしたいという気持ちが湧いてきます。
自分の強みがチームに貢献したときほど、嬉しいことはありません。
自分自身はもちろん、仲間の強みをどんなふうに使うと、チームにとって、会社にとっていいことが起きるかをぜひ考えてみてください。
それぞれに違う強みをもっている人たちの集まりだということを知ると、本当に才能豊かな人に囲まれていることに気づきます。
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