不確実な時代にこそ、試してほしいキャリアの築き方(後編)
(photo by matt on GATAG)
先日、不確実な時代にこそ、試してほしいキャリアの築き方(前編)と題して、ブログを書きました。
頭で考えるよりも、感情のほうが教えてくれることがたくさんあるな、と改めて感じました。
本日は、その後編です!
ぜひ、ご覧ください。
不確実な時代にこそ、試してほしいキャリアの築き方
③「お金を払ってでもやりたいこと」「お金をもらってもやりたくないこと」を明確にする
プロトタイピングの時は、すぐにお金にならないこともあります。
むしろ、自分たちでお金をだしてプロジェクトを進めることもあります。
あなたが、お金を払ってでもやりたいことは、何ですか?
反対に、あなたがお金をもらってでもやりたくないことは、何ですか?
私が携わるプロジェクトの中にも、現段階では、お金という経済価値で返ってきていないものもあります。
しかし、貨幣価値以外の価値は、たくさん受け取っています。
例えば、信頼やつながり、わくわくする気持ちや感謝の循環。
もちろんそれだけでは食べていくことはできませんが、この見えない資本は、お金には変えられない価値です。
シンクタンク・ソフィアバンク 代表の田坂広志さんは、資本主義の経済原理に5つのパラダイムが起りつつあることを「目に見えない資本主義」で述べていらっしゃいますが、まさにわたくしも様々な活動によって、この見えない資本が蓄積されていると感じます。
お金につながるかどうかは一旦、脇において、あなたが「お金を払ってでも、この世界に価値がある」と信じることをやり続けていれば、そこに価値を感じて、対価を払ってくれる人が、必ずでてくるはずです。
④「AかB」から「AもBも」ほしいと手を出してみる
先日、リクルートエージェントの西村創一朗さんにお会いしました。
彼は、大学1年生のときに学生結婚をし、翌年、学生パパになりました。
→西村さんのストーリーは、こちらからご覧いただけます。【STORY.JP】19歳で「学生パパ」になった話。
彼の紡ぐ、想いのつまった言葉が大好きでお会いしたのですが、とっても印象的な言葉がありました。
「仕事と育児の二兎を追い、二兎を得る。
二兎を追ったものだけが、二兎を得られる。」
「仕事か家庭か」ではなく、「仕事も家庭も」。
たった一文字違うだけで、まったく変わってきます。
やりたいことがあれば、それらでシナジーをうむことはできないか?
いい意味で、公私混同させていくことが、自分のキャリアをつくることにも繋がります。
⑤不確実な未来を楽しむ
答えがでないときの居心地の悪さ、なかなかうまくできるようにならない悔しさ。
どんな結果になるかわからないときの不安。
とても居心地の悪いものです。
しかし、そこから逃げずに、その居心地の悪いところもしっかり味わい、居続けることで、ちゃんと霧が晴れるような瞬間がやってきます。
とくに、女性は、結婚、出産とライフスタイルががらりと変わる瞬間があります。
そのときに、変化を恐れず、楽しめるかどうか。
未知なる場所に、おもいきってダイブできるかどうかが大切です。
前に進めば また、その先が徐々に見えてきます。
踏み出さなかったら、見えないまま。
不確実な未来を不安に思うのではなく、おもいっきり楽しめるようになると、キャリアも楽しんで築いていけるようになります。
いかがだったでしょうか?
わたしも、もっともっと未知の領域に踏み出しながら、チャレンジし続けようと思います。
◆参考文献
目に見えない資本主義 / 田坂広志(著)
レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる / 佐々木俊尚 (著)
◆参考元
STORY.JP 「19歳で「学生パパ」になった話。」