大局観を養い、人生のビジョンを実現する方法
私には、経営者としても人としても尊敬する仲間がいるのですが、近くで一緒に仕事をしていると、本当に器の大きな人だなと感服することが多々あります。
人の失敗に寛容で、叱ったり誰かを責めたりする姿を見ることもありません。
感情的に誰かを攻撃することもなければ、逆に賞賛されたとしても舞い上がることはありません。
いつも淡々と自分のやるべきことを、毎日、地道にやり続けています。
「どうしてそんなに、心が広くいられるの?」と聴いた答えが、自分の軸をぶらさずに生きる彼らしいものでした。
大局観をもって生きる姿とは?
「ビジョンが明確だからかな。そこに向かって進むときに起きる問題は、全部小さなものだよ。」
彼は、いつもビジョンが実現するためにはどうしたらいいか?ということしか考えません。
そして、思いついたことはすぐにやる。やれるまでやる。
本当にシンプルな積み重ねで、社会に必要とされることをたくさん手がけています。
目指す大きなゴールから見ると、本当に必要なこと、やるべきことが見えてきます。
小さなことで一喜一憂している暇もなければ、うまくいかなかったことに落ち込んでいるくらいなら次なる改善を見出して、またチャレンジするのみです。
まさに「大局観」を持って生きているのだと感じました。
大局観とは、
囲碁や将棋、チェスなどに置いて、部分的なせめぎ合いにとらわれずに、全体の形の良し悪しを見極め、自分が今どの程度有利不利にあるのか、堅く安全策をとるか、勝負に出るかなどの判断を行う能力のこと。
大局観に優れると、駒がぶつかっていない場所から意表を突く攻めを行うなど、長期的かつ全体的な視野のもと手を進めることが可能となる。
反対に大局観が備わっていなければ、盤上の一部での駒のぶつかり合いや、短期的な駒の損得しか考えられなくなる。
多分に直感的なもので、コンピュータでは再現が難しいとされる。
(Wikipediaより)
目先のことだけを見ていると、その時の感情で判断をして誤ることがあります。
広いスケールで考えると、本当に大事な選択を選びとっていけることができます。
この大局観をもつことは、経営者にとっても必要な筋肉だと感じました。
大局観を養うにはどうしたらいい?
大局観を養う方法を調べたり、考えてみて、私なりに試してみようと思うことは、次の3つです。
●学びを始めるとき
教科書の1ページ目から理解するように読んでいき、理解できなかったら次に進めず混乱するのではなく、まずざっと全体を見て大枠を把握するところから始めてみる。
大事なポイントを掴んでから、学びをスタートさせる。
●企画を立てるとき
最初から綿密なプランを立てるのではなく、まずは全体をざっくりとイメージしてみる。
完璧なものでなくていいから走り始めて、また考える。
●周りで起きること
起きることにすぐに反応するのではなく、一旦立ち止まって、「本当に目指すゴールはどこだっけ?」「なんの為にやってるんだっけ?」という目的を思いおこし、目指すビジョンから今を見て、行動を選択する。
大局観を養うと、もっと心穏やかに、本質を大事に、ぶれない生き方ができると感じます。
そんな生き方をしたいと思った方は、ぜひシェアをしていただけると嬉しいです。