対談:阿萬英一朗さん(株式会社アーム 代表取締役)
学歴がないこと。これが、阿萬さんの最大のコンプレックスだったそうです。
しかし、その最大のコンプレックスが、彼を鼓舞させ、経営者として、人として磨き続ける原動力になっています。
阿萬さんを慕ってやまない仲間たちを見ると、人徳だとしかいいようがないと感じることが、たくさんあります。
初めて阿萬さんとお会いした日、彼の満面の笑顔とパッションを感じ、一気に惹きつけられました。
その後、いろいろなお話をさせて頂き、痒いところに手が届くような絶妙な心配りをする優しさと、一度決めたことはやり通す力強さと大胆さを合わせもつ姿に、心から信頼するようになりました。
人のやる気に火をつける「たいまつ」のような人
彼の情熱を例えるなら、炎。
その火の粉が周りの人にも飛んで、一緒にいると自然と夢を話はじめたり、応援しあう関係になっていきます。
まるで、人のやる気に火をつけるたいまつのような人です。
私は、そもそも、「やる気が存在しない」という人は、いないと信じています。
ただ、この瞬間、やる気の火種が小さくなっていたり、まだ着火していないだけという人はいるかもしれません。
キャンプファイヤーの火を思い出してみてください。
風をおこしたり、火が燃え上がりやすい木の組み方をすることで、火種を大きくすることもできれば、水をかけて消してしまうこともできます。
人のやる気も火種も、小さなきっかけ一つで変わる
それは、人との出逢い、言葉との出逢い、小さな成功体験、悔しかった経験など、ささいなことから人生を変えるような大きな出来事まであります。
阿萬さんの場合は、「学歴がないからできないよ」「ムリだよ」という言葉が、彼を燃え上がらせました。
「やる気があれば、学歴に関係なくやれるんだ!」と自分を信じ、地道に努力してきた結果、周りが認めてくれるようになってきたそうです。
一方で、同じ言葉を聞いても、「やっぱりダメかもしれない」「どうせ私なんて」と弱気になる人もいます。同じ言葉でも、受け取り方で全然違うのです。
キャンプファイヤーの火と人のやる気の違いは、この「受け止め方」を自分で選ぶことができることです。
自然環境は、周りの影響に大きく左右されてしまいますが、私たちは、どんな言葉も、出来事でも、それをどんなふうに「捉える」かは、選ぶことができます。
自分の火種を、他人の言葉や出来事で小さくしてしまうなんてもったいない!
どんなことからでも、自分にとって必要な成長だと捉えてみると、見え方が変わってくるかもしれません。
続きは本で!
※現在、「まぁちゃんのEnjoy!MyLife!!」にご出演いただいたゲストの方々のお話をもとに、本を制作中です。完成をお楽しみに!