人が集まる人には理由があった。103歳の現役コーヒー豆職人さんから学ぶ3つのこと
今朝、ラジオから流れてきたある一人のお話に夢中になりました。
それは、現在、103歳で珈琲豆の輸入販売店「アロマフレッシュ」オーナー 安藤久蔵さん。
なんと、輸入代理店やコーヒーの知識などもまったくなかったのに、85歳で事業をスタートしたというから驚きです。
どんな人なんだろうと思って少し調べてみたら、とっても素敵な方で、彼の生き方から学ぶことが多かったので纏めます。
なんで85歳で未知の世界に飛び込んだの?
最初の会社に入社して半年で辞めた安藤さんは、家業の水産業を経営し、50歳まで世界各地の海で仕事をしてこられたそうです。
引退後、学生時代に始めた登山を再開し、世界各地に遠征していたときに、ポーターを務めてくれたマサイ族の人たち仲良くなり、毎年会いに行くようになりました。
「彼らは珈琲農園をしていたのだけど、珈琲豆は先物取引だから彼らのへのマージンは販売価格の1/500にしかならず、作れば作るほど赤字なの。だから、私は彼らから『日本は消費国だから、あんたが売ってくれ』と頼まれ珈琲豆を売るようになったんです。」(安藤さん)
そのとき、安藤さんは「暇だし、手伝おうかな」と思ったそうです。(何度も言うけど、そのとき御年85歳!)
日本に帰って、リュックにコーヒー豆を詰めて、鹿児島から北海道まで歩いて800箇所のコーヒーやさんに紹介をして、80軒のお店が取引をしてくれることになり、そこから事業をスタートさせます。
人が集まる人には理由があった。103歳の現役コーヒー豆職人さんから学ぶ3つのこと
今でも東京圏内は、自転車で配達をするなど、100歳を越えたとは思えない元気な姿ではたらく安藤さんのもとには、本当に多くの人が集まってきます。
その秘訣をラジオの中で、「3かけるんだよ」と話していらっしゃいました。
①肩に手をかける
これは、102歳の安藤さんだからできる技かもしれませんが(笑)、私もボディタッチは大事だと感じています。
大事な人と身体的な接触をすることは、愛情表現の一つでもあります。
特に、パートナーとは、対立が起きやすい話題を話すときに、相手の身体に触れているだけで、お互いが一体となって解決するほうへ話を進めていくことができます。
また、怒りや悲しみを伝えるときにも、パートナーの手をとっていると、その奥の願いが伝わりやすくなるので、ぜひ試してみてください。
②今より話かける
人と出会ったとき、あなたから声をかけることが多いですか?それとも、声をかけられることが多いですか?
誰もが、初対面のときには緊張するものです。ましてや、初めていった場所、知らない人ばかりのところでは、疎外感を感じることもあります。
どんなときにも、どんな人にも、まずはウェルカムな空気感で、自分から心を開いて接します。
最初に、とびきりの笑顔で挨拶をするだけ。それだけで、緊張が溶けていきます。
③気をかける
人は、自分に興味、関心をもってもらえることを嬉しく思います。
ちょっとした変化に気づく、相手を裁くことなく認めていく、どんな状態のときにも共にいる。
「やってもらうよりもやってあげることを考える」という安藤さんの精神が、周りの人にも伝播するのだと感じました。
何かをスタートするのに、年齢は一切関係ないことを感じ、大きな勇気をもらいました。
今度、東京に行く際には、安藤さんに会いに行ってみたいと思います。
参照元:西荻ナビ