徹底的に真似することからはじまる学習のススメ

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アヒル

私には、人としても経営者としても尊敬している人がいます。
ありがたいことに、大好きなその方と過ごす時間もたくさんあり、日々学ばせて頂いています。

先日、何気なく口にした言葉が、まさにその方が言いそうなセリフだったので、自分でも笑ってしまいました。

少しでも近づきたいと思う人の動作や行動を見て、同じような動作や行動をすることを「モデリング」といいます。
特に、子供の成長過程では、モデリングにより学習・成長すると言われていますが、大人でも同じだと思います。

徹底的に真似することからはじめる学習とは

そもそも「学ぶ」という言葉は、「まねぶ(学ぶ)」と同源で、「まねる(真似る)」と同じ語源です。
この人のようになりたい!と思う自分の未来像に近い人をしっかり観察して、考え方、行動パターンを真似します。

人には、すべての行動をやるにはやる理由が、やらないにはやらない理由が必ずあります。
何故、その考え方、行動パターンがなぜ起きているのか、その背景にある価値観、判断基準まで考えてみると、学びは加速します。
そして、徹底的にその人を真似しながら学んでいくのです。

モデリングをするとおきる3つのいいこと

①学習速度が速くなる=成長スピードが加速する

お手本となる人がいないと、どんなふうに練習したらいいか分らないことがあります。
間違った練習をしていることさえも気づきません。

ロールモデルになる人を真似することは、その人の人生の時間とお金と労力をつぎ込んで得た智慧を分けていただくことです。
素直に、謙虚に教えて頂いたことをやり、いいなと思うことをどんどん吸収すると、成長スピードが加速します。

②本質が理解できるようになる

結果を出している人は、人の見ていないところでこそ努力しているものです。
見えるところだけではない根っこの部分を、徹底的に真似することで感じられるようになります。

最初は形から入ったとしても、だんだんその本質の部分を理解できるようになったら、自分の根っこも深く張っている証拠です。
根っこの深さと同じ高さしか、木は成長しません。

③自分のもっていない視点に気づく

人は、自分の慣れ親しんだ思考パターン、行動パターンを無意識のうちに選択しがちです。
素敵だなと思う人を真似することで、今までとは違った思考パターン、行動パターンを取り入れることができ、新しい発見があります。

新しい視点、考え方が加わると、これまでと違った選択ができることもあります。
今までだったら逃げてしまっていたかもしれない問題が起きても、「あの人だったらどうするかな」と想像すると、真正面から挑む気持ちになったりもします。

今回、改めて「学ぶ」ことってどんなことだろう、といろいろ調べてみたら、面白いサイトを見つけました。

ラーニング・パターン

ラーニング・パターンは、自律的で創造的な学び方のコツをパターン・ランゲージという形式でまとめたものです。
どのような状況でどのような問題が生じやすく、それをどのように解決すればよいのかの発想がまとめられています。
このようなコツを「言語」として共有することで、個人の自律的で創造的な学びの支援と、学びのコミュニティの活性化を目指しています。

ラーニング・パターンは、2009年4月から毎年、慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部の全学生(一学年約900人)に配布されているほか、本ウェブサイトやtwitter等で、幅広い世代の方に広まりつつあります。ぜひご活用ください。

学生だけではなく、学び続ける大人にとってもヒントになることがたくさんありました。
ぜひご覧ください。

また、徹底的に真似した後には、芸事の師弟関係と同じように、「守破離」の精神で自分だけのオリジナルのものにしていくフェーズも必要です。
型から自由になり、型から離れたとき、あなたならではの智慧になることでしょう。

学びのコツを知って、昨日よりも今日、成長できる毎日を過ごしていきます。

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