成功者が共通してもつ「グリット」力を高める3つの方法
(photo by Ben Fredericson on GATAG)
心理学者のAngela Lee Duckworth(アンジェラ・リー・ダックワース)氏は、「1番の成功者は誰か? そしてそれはなぜか?」を研究してきた結果、成功を収める人たちは、共通してある1つの性格を持っていることが明らかになりました。
それは、「Grit(グリット)」力です。
こちらから、TEDスピーチをご覧いただけます。
この「グリット」力こそ、リーダーに必要な力だと感じたので、纏めてみます。
成功者がもつ共通点「グリット」力とは
Grit(グリット)を直訳すると、「(困難にあってもくじけない)勇気、気概、闘志」です。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことです。
私の周りを見渡してみても、結果を出すリーダーは全員、このグリット力が持っていると感じます。
では、どうすればグリット力を鍛えることができるのでしょうか?
成功者が共通してもつ「グリット」力を高める3つの方法
①自分の興味、関心があることにとことん没頭する
あなたは、寝食を忘れるほどに、何かに没頭した経験はありますか?
それは、まさにグリット力を発揮しているときだと思います。
自分の好きなことを、とことん夢中になってやり続けることで、気づいたらその道の第一人者になっている、ということがあります。
ただ、「好き」という純粋な気持ちを大事にしてみてください。
(そう考えると、ニッチな世界で成功している人ほど、マニアックだったりするなと感じます。)
②達成した先の世界に好奇心をもち、信じる
(photo by bdogggut34 on GATAG)
長期的な目標や夢に向かって走り続けられる人は、その達成した世界を見たいと本気で願い、その世界を「ただ見たい」と強い好奇心を持っています。
そして、その世界を実現できることを信じています。
やれると信じて疑わないからこそ、やり続けられるのです。
先日、ジャーナリストの佐々木俊尚さんにお会いしたときに、まさに日本一情報収集をしていると感じるほど膨大な量の記事を毎日ご覧になっていることを伺いました。
「佐々木さんがやり続けられる原動力ってなんですか?」と聞いたときに、
「だって見てみたいじゃない。ネットとリアル社会がどんなふうに融合していくのか、その世界を。好奇心かな」
と、まるで少年のような瞳で答えてくださった姿が、印象的でした。
好奇心を持ち続けられる人が、このグリット力をもてるのだと感じます。
③自分との小さな約束を守る
私がグリット力にある人に共通するなと感じることは、とても誠実な方ばかりです。
それも、他の誰でもない自分自身に対して、誠実です。
自分の中のルールを誰が見てようと見てなかろうと守り、小さな習慣を大事にしています。
グリット力を強化するには、まず、自分自身との小さな約束を守ることから始めてみましょう。
日記を毎日かく、毎日3つ感謝する、週に3回はランニングをするなど、自分しか知らない約束を守り続けてみてください。
気づいたら、あなたの意志力と、そして自分自身を信頼する力も大きくなることでしょう。
◆参考元
logmi「成功者が共通して持つ「グリット」という能力–才能でも、努力でもない第3の要素とは?」
◆参考文献
やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~/ ハイディ・グラント・ハルバーソン (著)
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか / ダニエル・ピンク (著)
WILLPOWER 意志力の科学 / ロイ・バウマイスター (著), ジョン・ティアニー (著)