年末におすすめ!効果的な1年の振り返り方(チェックシート編)

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(photo by ΞSSΞ®®Ξ on GATAG)

昨日、「年末におすすめ!効果的な1年の振り返り方(質問編)」を書きましたが、チェックシートを使った振り返り方もご紹介します。

チェックシートを使いながら、対話を深めるとさらに効果的です。

バランスチェックシートで振り返り

目標達成をするために集中するがあまり、バランスを崩してしまっては、仮に大きな目標を達成したとしても、幸せではありません。

心と身体の健康、家族やパートナーとの人間関係、経済などの基盤がしっかりしていることも大事です。

そのバランスを俯瞰してチェックすることで、自分が今、どんな人生の状態なのかを知ることができます。

これは、私も1年に1回は必ず行って、自分の「今」を確認するツールです。

①まずは、白い紙に大きく一つの円を書いてみてください。それを8等分します。

②それぞれの領域に、「仕事」「お金」「健康」「家族・パートナー」「人間関係」「学び」「遊び」「環境」と記入します。

③中心を0、外枠を10としたときに、それぞれのあなたの満足度を数字で現します。

④その孤をつなげて外枠を描きます。

客観的に見て、あなたが一番気になるところはどんなところですか?

人生は、いろいろなものが繋がりあっています。

仕事がうまくいっていないとき、もしかすると、本当は人間関係に問題があるかもしれません。

それぞれの点数をなぜつけたのか?

どんなことは上手くいっているのか?

何があれば10点に近づきますか?

それぞれをじっくり見てみると、今年の振り返りはもちろん、来年に向けての大事なことも見つけることができます。

KPT法で振り返り

これは、私が企業研修でもプライベートでも使っているツールの一つです。

プロジェクトの振り返りなども効果的にできます。

 

KPTは、Keep・Problem・Tryの略で、「Keep=よかったこと」「Problem=課題、改善点」「Try=試すこと」の3つのフレームワークで考える方法です。

Keep(良かったこと) 

 

Try(トライすること)
Problem(問題・課題) 

 

やり方は、とっても簡単です。

① Keep
2014年のよかったことを思いつく限り、出していきます
どんなに小さなことでも、大きなことでも構いません。あなたにとってよかったことを、感謝と共に書き出しましょう。

② Problem
2014年を振り返って、課題、改善点、やろうと思いながらできなかったことを出していきます。
これらは、あなたにとって伸びしろです。できるだけたくさん出してみましょう。

③ Try
Keepであげたことが、さらによくなるためには、どんなことができるでしょうか?
Problemであげたことが、何をすれば解決できるでしょうか?
思いつくかぎり、出してみましょう。

なお、ここは、アイディアフラッシュなので、やるかやらないか、やれるかやれないかは考えずに、自由に楽しく出してみてください。
ただ「頑張る」という抽象的なものではなく、具体的なアクションのアイディアにすることがコツです。

④ Tryであげたアイディアの中から、一番やると効果的だなと感じるものを選んで実行します。

それぞれの時間を10分と決めて行うと、全部で30分ほどです。

慣れると10分くらいで簡単にもできてしまうので、1日の振り返りなどにも効果的です。

実際に、弊社が研修にいった企業では、日報のフレームがKPTに変わったところもあります。

 

2014年を振り返って、新しい1年のスタートを気持ちよく切りましょう。

 

◆参考文献
コーチング・バイブル―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション
/ ヘンリー キムジーハウス・フィル サンダール・キャレン キムジーハウス (著)

マンガでやさしくわかるコーチング / CTIジャパン (著)
これだけ! KPT / 天野 勝 (著)

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