お金と時間から解放されたいなら、未来に向けて「GIVEの100乗」②
前回は、「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」をもとに、ギバー(与える人)の特徴をお伝えしました。
ただ、ギバーには、成功するタイプとそうでないタイプがいます。
営業マンを売上順にランキングをつけると、上位10%がギバー、そして、下位10%もギバーであるという面白い結果があります。
この違いは、一体なんなのでしょうか?
ギバーが周りも、自分も幸せにするために必要なこと
相手のことを思って、惜しみなく与えようとするがあまり、自分を犠牲にしてしまうと、結果が出にくくなってしまいます。
残念なことに、テイカーに利用されるだけで終わってしまうこともあります。
ギバーが周りも、そして、自分も豊かに、幸せに生きるためには必要なことがあります。
①他人に与えるのを喜びとしつつも、自分の目的や成長意識をしっかりもつ
無私の存在ではなく、常に「誰の役に立つのか」を意識して行動を起こすことが大事です。
自分の目的や成長意識がないと、「人に利用される(都合の)いい人」で終わってしまいます。
それは、あまりにももったいないものです。
都合のいい人は、嫌われることはないかもしれませんが、記憶にも残りません。
②自分だけではなくグループ全員が得をするように、パイ(総額)を大きくする
一方が勝つと、もう一方が必ず負ける(利益の総和がゼロになる)ゲームのことを、「ゼロサムゲーム」といいます。
ビジネスは、必ずしもゼロサムゲームではありません。
お互い助け合い、チーム全体のパフォーマンスがあがり、新しい価値を生み出すことができれば、誰もが喜ぶことができます。
「競争」から「共創」する時代へとシフトしていくなかで、ますますギバーが活躍してい時代になると強く感じます。
チームの中に一人でもギバーがいると、そのチームは与えることを喜びとする文化が芽生えます。
まずは、自分からギバーとなって動き出してみてください。
このまとめをする中で、私の隣に立っている人は、ギバーの鏡のような人だなと感じました。
お手本になるような人が近くにいることは、とっても幸せなことです。
たった5分でも、目の前の人が喜ぶことはできます。
そして、Giveすることは、受け取ってくださる人がいるからこそできることです。
その喜びも感じながら、見返りを求めず、私にできることをGiveし続けていきます。
◆参考元
WISDOM / 書店員がビジネスパーソンにオススメする一冊 第13回
『GIVE & TAKE ~「与える人」こそ成功する時代』
◆参考文献
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 / アダム グラント (著)