分らなくてもいいからやり続けてみると、成長した自分に会える
最近、すぐに分からなくても、やり続けることの大切さを、身をもって感じています。
そもそも、できるようになるまで分らないことがあるのが普通です。しかし、分らない状態であることの居心地の悪さを感じるあまり、一旦、頭で理解してからでないと進めないという人も多数います。
筋力をつけてからやるのではなく、やるから筋力がつく!
とても分かりやすい例が、お相撲さんたちです。彼らは、誰もが入門したときには、小さな身体です。到底、いきなり土俵にあがることなどできません。相撲教習所で基礎体力と学力を養い、力士になるための厳しい練習を積んでいくうちに、あの大きな身体とお相撲さんならではの筋力がついていくのです。
できるようになってからスタートしようとすると、いつまでたっても準備は整いません。分からなくていいから、できなくていいから、まずはやってみる。そして、やり続けてみる。
そうすると、気づいたときには、ちゃんと必要な筋力がついていることでしょう。
これは、仕事や語学、学びにおいても同じことが言えます。
分らないからこそメンターの役割が必要!
しかし、ただやみくもにやり続けると、結果が出づらく、続けることは難しいです。分らない中でもやり続けるときに、しっかり筋力がつくためには3つのコツがあります。
①Goalを決める(どこへ行きたいのか、目的を決める)
→やり続けることで、どこへ行きたいのかGoalを明確にしておくと、そこに向かって進むことができます。ここがないと、いつ終わるか分らないマラソンを走るようなものです。明確なGoalを決めることで、ほかにどんなスキルが足りないのか、どれくらい成長したのか気づくことができます。
②すでにできるようになっている人、メンターから教えを乞う
→どんなに意欲があっても、間違ったバットの素振りをどれだけ行っても上達することはありません。的確な助言を頂く環境を作るためには、すでにできるようになっている人から素直に教えを乞うと、早いです。自分が憧れる人だと、尚更、上達が速いでしょう。
彼らも最初から上手にできていたわけではありません。たくさんの失敗と小さな成功を繰り返しながら、今、できるようになっているのです。その経験からの言葉は、何よりもの知恵です。
③繰り返し実践し、振り返りをする
→素直にやり続けていき、身体で覚えていきます。ただ、やりっぱなしで満足するのではなく、しっかり振り返りをしていきます。
仕事でも、PDCAサイクルのP(計画)D(実行)だけで終えてしまうと、そこからの学びは忘れられることがあります。C(振り返り)、A(改善する)というプロセスが、経験からの学びを深めるのです。
うまくいっているところ、さらに成長するためには何が必要かを見つけ、また実践する。その積み重ねです。
そうすると、気づいたらときには、やれるようになっています。やれるようになると、また次の目指すものが見えてきます。そうして、人は成長し続けるのです。
特に、コミュニケーションにおいては、頭で考えて理解する、というよりは、やってみないと分からないことがたくさんあります。うまくいかないことも学びです。まずは、思いきってやってみることから始めることから、研修もスタートしています。
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