嫌われる勇気:批判を恐れないで、生きるためには?

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先日、飛行機から見えた富士山があまりにも美しくて、感動しました。

富士山の名前は、他に比べようがない唯一無二の高峰という「不二山」からきているとも言われています。

 

どっしりとした雄大な日本のシンボルの富士山を見るたびに、私は、もう恐れを手放して、隠れることなく外へ出ようと心に決めたことを思い出します。
というのも、私は、決して綺麗な人生を歩いてきているわけではないので、どこかで批判や否定されることを恐れながら生きてきたからです。

今でも批判をされて感情的になることもありますが、私が、批判を恐れずに生きるために大事にしている心構えを纏めました。

批判を恐れないで生きるためには?

●「批判」を「フィードバック」と置き換える

フィードバックとは、

心理学・教育学で、行動や反応をその結果を参考にして修正し、より適切なものにしていく仕組み。転じて、結果を原因に反映させて自動的に調節していくこと。 (三省堂 大辞林)

を現します。

軍事用語では「砲弾の着弾点が目標からどのくらいずれているかを射手に伝える」という意味で使わるそうです。

つまり、目標と現在地点の距離や方角、うまくいっていることや課題など、事実を客観的に伝えることです。

フィードバックには、ポジティブなフィードバックとネガティブなフィードバックがあります。

コロンビア大学ビジネススクールのモチベーション・サイエンス・センターの共同ディレクター、ハイディ・グラント・ハルバーソンの研究報告で興味深い記事を見つけました。

まず、ポジティブなフィードバックとネガティブなフィードバックそれぞれが果たす機能を理解することが大切だ。ポジティブなフィードバック(例:「この部分は、素晴らしい仕事ぶりですね」など)は、取り組んでいる仕事への意欲を高める。経験と自信の両方を強化するからだ。一方で、ネガティブなフィードバック(例:「ここで間違ったのですよ」など)は情報を提供する。
どの部分で努力すべきかを伝え、どうすれば向上できるかについてヒントを与えることになる。

このような違いをふまえれば、相手と状況によって両方を使い分けるほうが効果はある(かつモチベーションを高める)はずだ。たとえば、自分の仕事を完全に把握していない段階では、ポジティブなフィードバックをもらうと楽観的になることができ、目の前の課題に対しても気楽に構えられる。これらは初心者に必要である場合が多い。
しかし、仕事をおおむね理解している熟練者に対しては、そうではない。ネガティブなフィードバックこそが、その仕事を極めるための努力を支える。

つまり、批判と捉えてしまいがちなネガティブフィードバックは、自分の成長につながる貴重な情報なのです。

そして、そのようなフィードバックをしてくれる人こそが、あなたを本当に愛し、成長させてくれる人なのです。

●誠実に生きる

人は誰もが失敗をしたり、誰かに迷惑をかけたりすることがあります。
意図的に誰かを落とし入れようとしなくても、無意識に誰かを傷つけていることもあります。(もちろん、逆に、誰かを無意識に勇気づけていることもありますが。)

どんな時にも、「誠実」に生きる。
これこそが、批判されることを恐れず生きる礎になります。

これは、仮に心無い批判をされたときにも役立つ「あり方」でもあると感じます。

時に、上記のような愛のあるフィードバックだけではなく、目立てば目立つほど、嫉妬や誤解からくる心無い批判を受けることもあります。

そんな時にも、誠実に対応する。
攻撃に攻撃で返したり、頑なに防御するでもなく、ただ「誠実」に接するのです。

胆力のある人たちは、客観的な事実を受け止め、そして誠実に接する人たちばかりです。

あなたはあなた。わたしはわたし。
誰でもないあなたの人生を思いきり、誰に遠慮することもなく生きていきましょう。

富士山のようにどっしりと生きたいと思った人は、ぜひシェアしてくださいね。

(参考:DAIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

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