社内講師と社外講師、費用対効果が高いのは?(後編)

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外部の講師を呼んで実施する企業研修を実施する場合は、事前に講師としっかり打合せを行うことが、研修の質を高める大きなポイントです。

研修講師としても、具体的にヒアリングをするほど、企業側の困っていることやニーズが分かり、研修プログラムに反映することができます。

その点では、定形のプログラムのみを提供するより、自由度の高いプログラム設計をする講師と出逢えると、企業にとって本当に必要な研修内容にすることができます。

研修の質も左右する事前打合せでは、一体、なにを伝えると良いのでしょうか?
外部講師の良さ、課題も含めても纏めてみます。

◆外部講師(外部の講師を呼ぶ、社外の研修にスタッフを派遣)

【良さ】

・講師の伝える力が高い

⇒経験が豊富なプロ講師は、やはりスキルが違います。
研修を行うにあたっても、どんな場づくりをすればよいか、どんなふうに伝わると伝わるのか、経験や学びから最大限効果の高いものを創り上げるスキルをもっています。

とはいえ、プロ講師の中でも品質はばらばらですので、まずは、一度、どんな講師なのかを社外で行われているセミナーに参加してみる、実際に会ってみることをお奨めしています。

どの仕事もそうですが、講師の仕事は特に、その人の「あり方」が顕著に出てきます。
人の可能性を信じ、本気で成長を願ってコミットしてくれる人を探しましょう。

・視野が広がる

⇒外部講師という第三者の視点だからこそ、普段、自分たちが当たり前になってしまっていた強み、弱みが見えてきます。
多様な企業やチームを見ている講師から、広い視野に基づく話が聞けることも魅力の一つです。

また、同じ社内の人間では言いづらいことを、第三者だから役割を超えて言えることもたくさんあります。

【課題】

・費用がかかる

⇒自社で研修を実施するよりも、どうしても費用面では高くなります。

ただ、研修時間そのものにお金を払うというよりは、「研修を行うことで得たい結果を得るために、どれくらいの費用を払ってでも手に入れたいと思うか」が研修予算を設定するポイントです。
研修費は、企業が得たい結果を得るための投資です。

・研修のニーズを伝えることができないと、的外れの内容になる

⇒事前に打合せをするなど、どんな研修を期待していて、どんな効果を得たいと願っているのかを講師に伝えなければ、得たい結果の研修のものにはなりません。

具体的に、どんな問題点があって、どんな効果をうみたいのか。
画一的なものではなく、本当に企業が求める研修内容を講師に伝えることが大事です。

【結論】

研修のニーズをしっかり伝え、講師に任せきりにするのではなく、一緒に創るというスタンスが大事です。
下記の内容をヒントに、事前にしっかり想いを共有しましょう。

Who だれに/研修受講者となる人
(新入社員研修、マネージャー研修など役割。その人たちは、どんな仕事をしていますか?職場での様子は?
彼らはどんな課題を抱えているのでしょうか?現在の仕事の状況や課題、何が足りていて何が足りないのか?を具体的に伝えます)

What 何を/研修の内容
(コミュニケーション力アップ、営業研修、チームビルディング研修など。
何を狙いとした研修なのか?社員へこれだけは伝えてほしいと思っていることは何か?)

When いつ/研修の実施時期
(どのタイミングで研修を実施したいのか。平日、休日、開催時間など。
人気講師ほど早くスケジュールがうまっていきます。早めにスケジュールを立てていくことが大事です。)

How どのような/アプローチ・手法
(ファシリテーションやロールプレイ、ワークなど。
どんな時間にしたいのか。研修が終わった時参加者に何を学んでおいてほしいのか?)

Why なぜ/目的
(なぜ、その研修を実施するのか?目指すゴールはどこにあるのか?)

これらの打合せを行い、研修担当者と講師が一緒に研修後のイメージが描けると、ほぼ研修はうまくいきます。
ここにずれがおきると、望む研修になりませんので、ぜひ試してみてください。

また、本当に効果の高い研修を導入しようと思った場合は、数回のカンフル材のようなものではなく、中長期的に関わり続ける講師や研修会社に依頼するほうが、結果、投資価値の高い結果を手に入れることができます。

そして、土壌がしっかりできてから、研修の内省化に取り組むと、年に数回の外側からの刺激を与えるだけでも自走する組織を創ることができます。

参考になった方は、ぜひシェアしていただけたら嬉しいです。

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