手放すから手に入る。断捨離の3つの効果
「断捨離」という言葉が流行語になったのが2010年。
今では、当たり前に使われるようになりましたが、なんだか無性に断捨離したくなるとき、ありませんか?
それは、あなたが新しいステージにいこうとしているサインかもしれません。
実は、今、わたしもちょうどそんな時期なので、改めて、手放すことのメリットとコツを纏めてみました。
●そもそも断捨離とは?
断捨離の著者 やましたひでこさんは、「モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする」ものだと定義しています。
断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる
この必要なもの以外を捨てていくことで、人生の停滞を取り除き、新陳代謝を促すことが「断捨離」です。
私自身が、断捨離をすることで感じるメリットは、次の3つです。
手放すメリット
①気持ちがすっきりして、集中力できる
ごちゃごちゃした部屋とすっきりした部屋では、居心地の良さがまったく違います。
私は、まずはデスクの上から整理しましたが、集中力があがりました。
一つのことに集中することで、これまで1本のブログにかけていた時間が3分の2になりました。
②時間/手間が減る
たくさん物があると、整理、管理する時間と手間がかかります。
シンプルな暮らしの中では、どこに何があるかが把握できるので、無駄な時間と手間が減ります。
「丁寧に暮らす」と、物を大事に、時間を大事に生きられます。
③新たな仕事、縁が入ってくる
手放して、新しいものが入るスペースがあくと、自然と今、必要なものが入ってきます。
今、手の中にあるものを握りしめていては、新たなものを掴むことができないのです。
インドに放浪し、仏教に傾倒したスティーブ・ジョブズは、「あれも」を捨てて「これだけ」を追求し続けました。
彼は、「何かを捨てないと前に進めない」と語っています。
今、あなたは何を手に入れたいですか?そのために手放すものは、いったい何でしょうか?
とはいえ、実際に断捨離をしようとすると、「もったいないな」「いつか使うかも」と捨てる決心がつかない時もあります。
そんなときに、私が実践しているのは、自分に質問をすること。
今日は、手放すか否か迷った時に自分に聴く3つの質問をご紹介します。
捨てる?捨てない?迷った時に自分に聴く3つの質問
①「引っ越すときにも、もっていく?」
断捨離の一番のいいタイミングといったら、引越しではないでしょうか。
引越しは、物の量によって大きく料金が変わります。不要なものにお金を払う必要もないので、本当に必要なものだけに激選します。
そして、私がこの質問をするときには、結婚やシェアハウスなど、他人と住むことを前提で考えてみます。
そうすると、着心地がよくて部屋着として着続けていた毛玉がついてしまったニットや、恥ずかしい思い出のものなど、人様には見せることができないような物は潔く手放すことができます。
②「これは、私を幸せな気持ちにする?」
不要なもの、居心地の悪いものは、迷わず捨てることができます。
難しいのは、いつか使える日がきそうなもの、あまり使っていないけれど高価なもの、プレゼントで頂いたもの等です。
その時には、それらが私を幸せな気持ちにするかどうかで判断します。
自分が一日の最後に帰ってくる場所は、一番居心地のいい場所にしたいものです。
自分の周りに置くものは、自分を幸せにするものだけにしましょう。
10本のペンがあるより、自分が幸せな気持ちになる1本のペンを大事にしましょう。
また、高級な着物ほど箪笥の中にしまいこんでいる、なんて方もいますが、上質なものこそたくさん使う機会を作っていくと、なんでもない日常に喜びと豊かさが生まれます。
③「私以外の誰のところにいったら、この物は喜ぶ?」
年齢に応じて、だんだん似合う洋服が変わってくるように、好みや価値観も変わってきます。
素敵だと思って大事にしていたものが、なんだか似合わなくなったり、一目惚れをして買ったもののぜんぜん使っていないものもあります。
物も生命として考えると、クローゼットの中にいれられたまま使われないより、大事に使ってくれる人の傍で活躍するほうが、はるかに幸せです。
私以外の誰のところにいったら、この物は喜ぶかを考えてみると、ふと顔が浮かぶ人がいた場合は譲る、フリーマーケットや寄付といった形で手放すこともできます。
この時には、相手が喜ぶなら渡して、決して押し付けないことが大事です。
そして、自分が必要なものは、必要なときにちゃんと手に入ることを知っていれば、何も怖くありません。
さて、引き続き、私も断捨離に励もうと思います。
断捨離をしたくなったら、ぜひシェアして頂けたら嬉しいです。