採用担当者が、本当に出逢いたい人財と出逢うために必要な3つのこと

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「なかなかいい人が見つからない」

採用担当者が一度は口にする台詞です。
私自身、前職で採用担当をしていた際に、同じことを感じ、試行錯誤していたときがありました。

求人広告にお金をかけたり、他の企業よりも高い給与やいい条件を提示すれば、応募は増えるかもしれません。
しかし、それで本当に会社にとって必要な人財が集まるかどうかは疑問です。
また、採用をができたとしても、離職率が高くては、本当の意味での企業の成長には繋がりません。

企業側、求職者、双方を見ていて、本当に必要な人と出逢うためのプロセスは、あることと共通することを発見しました。

本当に出逢いたい人と出逢うために必要な3つのこと

それは、愛する人と結婚するまでのプロセスです。
人生の伴侶と出逢うために大事なエッセンスからひもとく、採用活動の肝をお伝えします。

①ありのままの自分を表現する

嘘をついた自分の姿で、長年、共に生き続けることは不可能です。人も企業も完璧な存在などありません。

今、できていること、できていないこと、強みにも弱みにも捉えることができるその人(企業)ならではの特徴を、最初から隠さずに見せていくことが大事です。
そのうえで、そこにとどまることなく、さらに成長していこうという思いを持ち続けることは必要です。

そして、その姿をしっかり表現していきます。
表現しなければ、あなたがどんな人なのか、どんな企業なのか伝わりません。
知りあわなければ、恋に落ちることもないでしょう。

企業は、どんなビジョンを描いていて、どんなことを大事にしているのか。
どんな想いで働いていて、どんなことをやり遂げたいのか。

「私たちはこんな会社です」と、企業カラーを打ち出し、表現していきます。
想いをしっかりと伝えていくと、その想いに共鳴した人が集まるようになります。

②未来を描き、同じ方向を見ていく

一緒に生きるパートナーとは、自然と「将来、どんなふうに生きたい?」「どんな人生を歩みたい?」と対話が生まれます。
二人で未来を描き、一緒に同じ方向へと歩んでいきます。

面接で、求職者のスキルや経験を判断するためだけの質問や、条件の提示だけでは、そのあとに一緒に未来を創っていけるかどうかは判断できません。
条件だけで人を採用しようとすると、条件で選択する人しか集まってきません。

目の前の人が、一体どんな人生を歩みたいと願っているのか、何故はたらくのかを聴いてみましょう。
過去の成功、挫折から乗り越えた経験は、何を大事にしていて、どんな想いで生きてきたから可能だったのかを聴いてみましょう。
そして、私たちが、いったいどんな未来に向かって歩んでいこうとしているのかも伝えます。

そのうえで、共にはたらくイメージがわくかどうか、お互いが判断するのです。

また、結婚した後にも、お互いが変化します。
そこを認め合い、補い合い、そのうえで互いに成長する関係性を築き続けられるかどうかが、ずっとパートナーとしていられるかどうかの鍵でもあります。

結婚も採用も、ゴールではなくスタートにすぎないのです。

③魅力的な人(企業)であり続ける努力をする

魅力的な人の横には、魅力的な人がいます。
魅力的な企業には、魅力的な人が集まります。

どれだけ外側から希少価値の高い種を持ってきても、土壌が荒れていては育ちません。

まずは、今ある土壌を豊かに耕すことが大事です。
そうすると、自然と風にのってきた種が、思いもよらない花に成長するかもしれません。

今いるスタッフが、いきいきと幸せに働く姿を見て、「一緒に働きたい」と感じる人が出てくるのです。
そこがままならないのに、新しい人を入れるだけでは、疲弊していくばかりです。

魅力的な企業は、立派なオフィスでも、通勤距離の短さでもなく(もちろんそれも魅力的なのですが)、そこではたらく「人」の魅力なのです。

人生のパートナーと出逢うことは、奇跡です。
採用も、互いの人生にコミットするほど真剣に、気長に取り組むことが大事です。
出逢いの奇跡に感謝しながら。

 

採用活動のヒントになったという方は、ぜひシェアしていただけたら嬉しいです。

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