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相手に伝わっているかどうか確認するたった一つの方法

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「自分の伝えたいことが、相手になかなか伝わらない」
「どうやったら、もっと自分の伝えたいことを、誤解をうまないように伝えることができますか?」

最近、研修や講演会などでお会いする人たちが、口をそろえて質問をしてきたので、改めて考えてみたいと思います。

伝えたつもりが伝わっていないと、業務を進める上でも困ることが多々あります。
また、昨今の新人研修の相談では、「反応が分かりづらい人が増えてきている」というのも特徴の一つだと感じています。

どうすれば、真意が伝わっているかどうか確認することができるのでしょうか。
そこには、伝える側、受け取る側の違いをみると、それぞれにヒントがあります。

【伝えるとき】私たちは、自分の得意な言語パターンで話している

私たちは、まるで母国語で話すことが楽なように、コミュニケーションをとるときにも自分の得意なパターンで伝えることが多いです。コミュニケーションのタイプわけなどは様々ありますが、一番、シンプルな鈴木義幸さん著の「コーチングから生まれた熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ」をご紹介します。

ここでは、紹介されているのは、

①コントローラー(単刀直入な物言いをして、人や物事を支配していくタイプ)
②プロモーター(アイディアが豊富な、人や物事を促進していくタイプ)
③サポーター(協調性を重んじ、全体を支持していくタイプ)
④アナライザー(慎重に行動し、情報を収集・分析し戦略を立てていくタイプ)

上記の4つのパターンです。

どのパターンが良い、悪いというよりは、自分自身がどんなコミュニケーションをとりがちなのかを知ることが大事です。

【情報を受け取るとき】私たちは、自分の都合のいいように解釈している

私たちは、同じ景色を見ているような気がするだけで、解釈の仕方、捉え方は人それぞれです。無意識のうちに、自分の都合のいいように脚色していることが、多々あります。
例えば、対立が起きたとき、それぞれから話を聴くと、ストーリーが違うことがあります。事実は一つしかなかったとしても、それぞれの思う「真実」は違うことがあるのです。

よく言われることですが、「この資料、早くだして」と言われたときに、Aさんは30分後をイメージするかもしれないし、Bさんは今週中だと捉えるかもしれません。
伝えるときには、曖昧な表現よりも、具体的に伝えることが大事です。

鍵は、双方向のコミュニケーションをとること

コミュニケーションは、言葉のキャッチボールのようなものです。
一方的に投げてばかり(話す、伝える)では、相手が受け取っているかどうか分かりづらいものです。
必ず、双方向のコミュニケーションをとっていくことを心がけていきます。そこで、はじめて、相手が受け止めているのか、違って捉えているのかが分かるのです。

相手の表情、姿勢などからも、伝わっているかどうか分かりますが、分かりづらい場合は、率直に聴いてみるといいでしょう。

具体的には、

①伝えたあとに、「今、聴いてみて、どんなことを感じていますか?」と質問する
→もし、納得していない、理解していないことがある場合は、ここで出てくることが多いです。また、違って捉えられていると感じたときには、真意を正しく伝えていきます。

②相手の言葉で話してもらう。実際にやってもらう。
→「何か聴いてみたいことありませんか?」と不足している点や疑問点がないか確認した後、「あなたなりの言葉で伝えてもらっていいですか?」とリクエストする。内容によっては、(営業ロープレ、電話対応など)実際にやってもらうことも有効です。
理解することと実際にやれるは、違います。頭で理解しただけで、できるつもりになっていないかを確認することができます。

研修講師に必要なものは、専門性+双方向のコミュニケーション!

これは、企業研修を行う講師にも必要なスキルです。一方的に伝えられると、だんだん受講者も集中力が落ちてきます。いかに、双方向のコミュニケーションをとりながら、伝わっているか確認しながら進めていけるか。
相手の反応を恐れずに見ていくと、大事なメッセージを「伝える」ことが可能になります。

優れたリーダーはもちろん、結果のだす研修講師も双方向のコミュニケーションがとれる達人です。

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