人生はつじつま合わせ
NY〜日本までのフライトの中、たくさん映画と本を楽しみました。
そのなかの一つ、劇団ひとりさん原作の「晴天の霹靂」が映画化され、初監督もされている作品。
生まれてまもなく母親に捨てられ、父とも絶縁状態にある主人公が人生に絶望していたとき、青空から一筋の雷にあたってタイムスリップ。
若かりし頃の両親に出逢い、真実を知っていく笑いと涙のストーリー。
感動して、一人、飛行機の中でぼろぼろと泣いてしまいました。
ネタばれになるので詳細は書きませんが、主人公が思い込んでいた自分の生い立ちと真実が違うことを知るシーンで、こんな台詞がありました。
「それじゃ、つじつまがあわないじゃんかよ!」
因果応報という言葉もありますが、人生は、「自分の勝手な思い込み」と「自分しか知らない自分の行動」のつじつま合わせを今、この瞬間しているようなものだと感じました。
つまり、被害妄想の中にいるままでは、そのような結果しか出てこないし、中途半端な行いをしていると自分が感じているときにはそんな結果しか出てこないのです。
つじつま合わせが人生なら、もっとシンプルに生きられる気がしました。
自分を信じる力と、誰かが見ていようと見てなかろうと、自分を裏切らない生き方。そうしたら、きっと、ちゃんとつじつまがあってくるはずです。
劇団ひとりさんのTVだけでは知らなかった豊かな才能と、そして、主人公の大泉洋さんが吹き替え一切なしで挑んでいるマジックも素晴らしくて、役者魂を感じる作品でした。
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