あなたは本当に人の話しを「聴いて」いますか?3つのチェックポイント
コミュニケーションの一番のベースは、相手の話を「聴く」ことです。
研修やセミナーでは、徹底的にこの「聴く」力を上げます。
そうすると、参加者からは、「いかに自分が人の話を聴けていなかったのかがよく分かった。」「まずは、家に帰って家族の話を聴きたい」と言われることがよくあります。
思い出してください。
あなたは、最近、いつ、あなたの気がすむまで話を聴いてもらいましたか?
誰もが忙しく生きる現代では、どんどん話しを聴いてもらう時間が減ってきています。
私たちは、「聞く」ということは、なんとなく耳から音が入ってくるので、簡単で受身なイメージがあります。
しかし、本当の意味での「聴く」は、自分が相手の話を聴こうとする意識がないと、到底、「聴く」ことはできないものです。
「聴く」ことを「アクティブ・リスニング」といいますが、本当はとっても能動的なことなのです。
今日は、この「聴く」力が本当にできているか、ぜひチェックしてみてください。
①あなたの顔と身体は、話す人を向いていますか?
最近は、人の話を聴きながらスマートフォンを触ったり、PCのキーボードを叩いている人も多く見るようになりました。
正直、まったく話を聴いてもらえている感じがしません。
顔は向いているけれど、身体の向きが違う方向を向いている状態でも、誠実に向き合ってもらっている感じがしないので、話を聴くときには、身体全身を相手に向け、身体全身で「聴いてるよ」というメッセージを伝えましょう。
また、腕組み、足組みの癖がある人も要注意です。相手には、話を聴かないよ、というインパクトになりかねないので、身体を開くイメージをもって座ってみてください。
②あなたの相槌、リアクションは相手のペースにあっていますか?
相手がとっても楽しそうに話をしているのに、聴いている人が無表情。
相手の話すスピードに関係なく、「はい、はい」と早口で相槌をする。
これでは、相手は安心して話をすることができません。相手のスピードや波長に合わせることを意識してみてください。
楽しそうに話す人には、一緒に楽しい時間を過ごすように。寂しそうに話している人には、共にその横に寄り添うように。
それだけで、安心して話せるうえに、聴いてもらっているという印象になります。
③あなたは、話を聴きながら考え事をしていませんか?
実は、人の脳は話を「聴く」ことと、「考える」ことを同時にできないものです。
「いや、そうは言ってもなー」「でも、○○のほうがいいんじゃない?」
頭の中で、話を聴きながら否定、批判すると、そのあとはほとんど聴けていない状態です。
一旦まずは最後まで聴いて、それからあなたの伝えたいアイディアや意見を話しましょう。
それからでも決して遅くないですから。
いかがでしたか?
また会いたくなる人は、決まって「聴き上手」な人です。
本当の意味でコミュニケーション能力が高い人は、この「聴く」力が高い人です。
この3つのポイントを意識するだけでも、ぐっと「聴く」力が上がりますよ!
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