あなたを本当に成長させてくれる人とは
人は嫌われたくない動物です。
あなたを成長させてくれる人は、あなたにとって耳の痛い指摘をしてくれる人です。
これだけ「嫌われる勇気」がベストセラーになるのも、嫌われることがどれだけ勇気がいるものなのかを物語っています。
それでもなお、あなたに耳の痛いことを言ってくれる人は、あなたの成長を本気で考え、信じ、愛してくれている人です。
分かっていながら、カチンときたり、イラッとしてしまう自分もいるのですが、その感情が動くことこそ、本質をついている証でもあるのです。
未熟な自分の姿が露わになり、恥ずかしかったり、悔しかったりもします。
それでも、その言葉を受け止め、どれだけ素直に聴いていくことができるのか。それが成長の鍵でもあります。
耳の痛い話を伝えてもらうときには
かく言う私も、それができないことが多々あり、反抗したり、拒絶したり、へこんでしまい、嫌な空気を漂わせてしまうことがあります。
そんな状態が続くと、伝える人も苦しくなり、だんだん言うことをやめてしまいます。
もし、あなたがもっともっと成長したいと願っているのであれば、いかにこの耳の痛い指摘を言いやすい雰囲気をつくることができるか。
そのためには、次の3つが大事です。
①感謝をもって聴く
→あなたの成長を信じ、伝えてくれることに感謝をもって聴きましょう。
嫌われる勇気をもって、あなたに伝えてくれる人なんて、あなたの身内か本気で愛してくれている人のどちらかです。
素直に、謙虚に聴くこと。そして、伝えてくれたことに、感謝の意を伝えましょう。
②今、できていない自分を卑下するのではなく、さらに成長できる伸び代と可能性を信じる
→伝えてくれる人は、決してあなた自身にダメだしをしているわけではありません。
あなたの成長を願い、信じ、その伸び代のポイントを伝えてくれているのです。
人は、可能性がないと思ったら、伝えることさえしません。課題と人格を切り離して聴いていくこと。
③イラッときてしまったら、謝る
→それでも、やっぱり人間ですもの。カチンときてしまうことはあります。
そんな表情、雰囲気を出してしまった自分に気がついたら、すぐに謝ること。
相手に、そして自分に、誠実に向き合いましょう。
●耳の痛い話を伝えてもらった後は
そして、何より大事なことは、そんな愛をもって指摘して頂いたことを、次に会う機会までに直すこと。
同じ過ちを繰り返さず、成長している姿を見せることこそが、伝えてくださった人への最大の恩返しです。
そして、それがあなたの成長に繋がります。
今、あなたにとって耳の痛いことを言ってくれる人は、どれだけいますか?
私もコーチとして、クライアントには愛をもって耳の痛いことを伝える人でありたいと、強く思います。
自戒の念を込めて
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