「やりたくてやる」のか「やらされている」かの大きな違い
あなたは大好きなことに没頭して、時間があっというまに過ぎるほど夢中になった経験、ありませんか?
不思議と大好きなことをやっているときは、他の人が大変そう!と思うことでさえ、何の苦労もなくできるものです。自らやりたいと思ってやることには、私たちは集中して取り組むことができます。
反対に、人は「やらされている」と思った瞬間に、やる気が失われてしまいます。
子どもの頃、「さて、そろそろ宿題やろうかな」と思った矢先に、お母さんから「宿題やりなさい!」と言われると、一気にやる気が失われた経験がある人は多いのでははないでしょうか。
私たちは、指示命令をされると一気に気持ちが冷めてしまうのです。
これは、会社の中でルールを決めるときにも同じことが言えます。
いつも上層部だけで決定してしまい、それを部下に「やらせる」トップダウン方式では、いつの間にか指示を出さないと動けない人たちの集まりになってしまいます。
ルールを決めるときには、何か解決したい問題があるから創ろうと思い立つのです。
社内で決めたルールを運用するために必要な2つのこと
①まずは、「この問題を解決するために、どうしたらいいと思う?」と、チームのメンバーに意見を聴いてみることから始めてみましょう。
→そうして、「みんなで決めたルール」にすることで、ルールを形骸化することなく運用できる意味のあるものにしていくことができます。
②その際には、声の大きな人の一存で決めるのではなく、チームメンバーの「そうはいっても…(それをやるには時間がかがりすぎる)」「とはいえ…(全員周知、徹底させるのが大変)」といった、声にならない声も聴いていくことが大事です。
→この後半に続く言葉を飲み込み、消化不良のままスタートしたものは、せっかく創ったルールもいつのまにか元に戻ってしまいます。
「やらされている」のではなく、「やりたい!」と思って行動できるようなコミュニケーションをとっていくだけで、チームがいきいきとしていきます。
ぜひ試してみてくださいね!
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